こんにちは、KIKOE LIFEです。
医療費控除とは、治療費や医薬品代など、医療にかかった様々な費用が合算で10万円を超えた場合に、確定申告で申請することで税金が軽減される制度です。2018年度から補聴器の購入費用も医療費控除の対象になりました。
今回は、医療費控除の払戻金がいくらくらいになるのか、簡単に計算できるツールをご紹介します。
医療費控除を受けるための流れ
①まず補聴器相談医を受診します。医療費控除を受けたい旨を伝え、必要な問診・検査を受けます。
②次に補聴器相談医に「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」を作成してもらいます。
「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」の5項にある補聴器を必要とする主な場面(□医師等による診療や治療を受けるために直接必要)の□に必ずチェックを入れてもらってください。これが医療費控除を受けるために必要な項目になります。
③補聴器販売店に行き、「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」を提出します。試聴レンタルをしながらじっくりと機種を決定し、補聴器を購入します。
④「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」の写しと補聴器の領収書を受け取り、当該年度の確定申告で医療費控除対象として申請します。
詳細については、日本耳鼻咽喉科学会ホームページを見てくださいね 。
払戻金の簡単な計算ツール
「医療費控除 シュミレーション」などのワードで検索すると、医療費控除をどれくらい受けられるのかシュミレーションできるサイトがでてきます。アイデンタルクリニックのサイトでは☟のような感じです。

例えば、200,000万円の補聴器を購入、その年の総所得金額は1,000,000円、保険金などで補填される金額が0円の場合、☟のように入力します。

入力できたら、「医療費控除額を計算する」ボタンを押すと、☟のように払戻金額が表示されます。

総所得金額とは支払い給与のことではなく、課税所得額のことです。課税所得額=給与所得控除後の金額-所得控除の合計で計算できます。給与所得控除後の金額と所得控除の合計は、源泉徴収票に記載されています。
※住宅ローン控除を受けているなどの諸条件により、実際の金額とは異なることがあります。この計算ツールは払戻金の目安を知るための参考程度と考えてください。
さいごに
補聴器はとても高価な物であるため、医療費控除などの制度を活用して、少しでも費用面での負担を減らすことができたらいいですね☺