こんにちは、KIKOE LIFEです。
1985年に日本で初めて人工内耳の埋め込み術が行われて以降、年々装用者数は増えています。今回は、厚生労働省が公開しているNDBオープンデータ(診療情報の集計データ)をもとに、人工内耳の手術件数を年齢別&都道府県別にグラフ化してみました。
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人工内耳埋込術の件数
NDBオープンデータ(診療情報の集計データ)は2021年9月現在、2014~2019年度までのデータが公開されています。
NDBオープンデータは、年間10件未満はカウントされません
年度別に比較
手術件数を年度別に比べると、図①のとおりその数は年々増加していることがわかります。

構成比で比較すると、図②のとおり4歳以下の乳幼児と60代~70代の高齢者で人工内耳手術を受ける率が高いことがわかります。また、2014年と2019年を比較すると、20代~40代で手術を受ける人数も徐々に増えています。

男女別にみると
いずれの年代も、男性より女性の手術件数が多い状況にあります。特に、男女差がほとんどない0~10代に比べて、20代以降では女性の方が年々増えていることがわかります。


都道府県別にみると
手術可能な病院数
人工内耳友の会ACITAホームページによると、人工内耳の手術ができる病院は2021年8月末時点で106か所あります。

都道府県別 手術件数
人工内耳埋込術の件数を都道府県別に比較すると、東京都、大阪府、愛知県の順で多いことがわかります。

各病院の診療実績については、下図のようにホームページに詳しく掲載している病院もあります。


人工内耳手術件数や年齢内訳については、一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会に詳しく載っているので参考にしてくださいね☺